本日は離婚したくない場合の別居についてのお話をさせていただきます。考えてみると今から20年~30年前の一昔前では離婚と言うと滅多に見られずに誰かが離婚をすると、よく回りで『◯◯さんのご夫婦が離婚したみたいだよ』と噂をしたものでした。しかし昨今では全く珍しくなくなってしまったので、それもどうかと思いますが、結婚当初は少しでもせっかく好き合って結婚したご夫婦ですので、仮に夫婦仲が悪くなったとしても復縁をして仲むつまじく夫婦生活を送って欲しい物です。
その一つの手段として『別居』と言うキーワードが挙げられます。これは言葉の通り今まで一つ屋根の下で暮らしてきたのを辞めて夫婦別々に暮らすと言う生活スタイルになるのでネガティブに受け止める方も多いと思いますが、しかし離婚したくない場合の別居については実は良い事も多いのです。
それはどの様な事かと言いますと、まず旦那さま側から見た場合に、奥さまの生活態度や性格が気に入らなかったとします。もう顔もみたくないと言った夫婦の関係性にまでなった時、でも離婚まではしたくはないと言う場合には一度奥さまと距離を置いてみる事で色々と気がつく事が多いのです。具体的には別居をすれば一人暮らしと同じです。なので誰が洗濯を洗うのか、誰がご飯を作るのか、部屋が汚くなった場合には誰が掃除を行うのかを考えると何だかんだ今まで全て奥さまが行っていた事に心の底から気がつく事ができますので、離婚したくない場合の別居について考えるとそれまで以上に奥さまに対して感謝の気持ちと愛情を持つ事ができるのです。そして別居後には旦那さまも積極的に家事に取り組んだり奥さまの良い部分を見る事でコミニュケーションを取る様になったと言う事例もあるのです。
また奥さま側における離婚したくない場合の別居についてですが一番切実に感じるのは経済面についてです。別居をすると言う事はお互いの生活に対してお金がかかる訳ですので、奥さまとしても働かないといけないですし、今まで使えていたお金がだいぶ減ってしまいます。今までは家賃や光熱費、電話代も一家屋分でしたが、別居をするとどちらかにご実感があれば別ですが、そうではない場合は大変な事になってしまいます。
また何だかんだ言いながらも自分の愚痴を聞いてくれたり日曜大工を行ってくれたりゴミ出しや力仕事を行なってくれていた事を考えてみると、案外自分が旦那さまに抱いていた不平不満がとっても小さな物に感じる事があります。ですので旦那さまがいた方がメリットがあると感じる様になるのです。
この様に離婚したくない場合の別居について考えてみると、一般的には別居は離婚の一歩手前だと言う考え方もありますが、しかしそうではなくて別居したからこそ今まで当たり前だった事に対してお互いに感謝の気持ちが現れてきますので、謙虚になれると言う事があります。
ですので別居後の復縁生活の最中にまた中違えがあった場合には、別居をしていた時にどれだけ相手に感謝をして寂しい気持ちになったかを思い出してみると良いでしょう。