・原因を正しく理解する
離婚には必ず相手が存在します。お互い愛し合って結婚したはずの二人が離婚に至るには、何か決定的な原因が存在するもの。「離婚」という言葉が出てくるまでに、相手の心にひっそりと積み重なった我慢や怒りや諦めを、相手の気持ちになって今一度考えてみることが離婚回避への第一歩です。
自分は今まで良い伴侶だったはず…間違っていないはず…。そういった気持ちは一度横に置いておきましょう。離婚を言い出した切っ掛けはもちろんのこと、本当に重要なのは、今この状態に至るまでの間に「私はこの人と離れた方が幸せになれる」と相手が思うような時間があったということなのですから。
【プロ心理カウンセラーの離婚を回避する方法】
・自分と相手は違う人
例えどれだけ長く連れ添ってきた夫婦だとしても、事実として他人なのです。いつでも相手は自分と全く同じ考えや思いを持つ、なんてことは有り得ません。
離婚を目の前にして、今までの生活について、
「今までこんなことをしてあげたのに」
「それくらいのことで何で怒るの?」
と思うこともあるでしょう。
ですが相手は、
「こんなことはしてほしくなかった」
「私にとってそれは絶対許せなかった」
と思っているかも知れないのです。
この自分と相手の差に気づき、距離を埋める努力をすることが大切です。
そういうことについて相手と話し合う機会を持てるのならばそれが一番でしょうが、それが難しい場合には何人かの人に相談してみるのも良いでしょう。いろんな人の考えに触れることで、気づかされることがあるはずです。
【プロ心理カウンセラーの離婚を回避する方法】
・安易な「ごめん」は禁句
離婚に至らないために、自分の非を認め謝ることは大事です。ですが、何に対しての謝罪なのかはっきりしない「ごめん」はむしろ事態を悪化させかねません。
相手が怒っているから反射的に謝るのではなく、
「○○をさせて、ごめん」
「○○してしまって、ごめん」
というように、具体的に何を悪く思い謝っているのかを明確にしましょう。
そして、今後どのように悪かったところを直していくのかを伝えることも大事です。
相手が欲しいのは上辺ばかりの「ごめん」やお詫びの品ではないはずです。きちんと相手のことを考え抜いた上での謝罪と反省を相手に伝えることで、離婚回避の可能性が上げられます。
【プロ心理カウンセラーの離婚を回避する方法】
・自立した人生を二人で歩む
夫婦とはお互い助け合い、支え合って家庭を作るものです。しかしそれは、相手に無制限に甘えていいということではなありません。
人を助け、支えるためにはまず自分自身が自立していなければ難しいもの。自分のことは自分でできるように、もしできないことがあるのなら、それをできるようにする努力をすることが大事です。
相手に何かあったとき、自分には何ができるのか?
相手は自分を頼りにしてくれるだろうか?
逆に自分に何かあったとき、自分は何を望み、相手はそれをどれだけ叶えてくれるだろうか?
それと同じくらい、自分はできるのか?
離婚を回避するための全ては、相手を思い、思い、思うことなのです。
【プロ心理カウンセラーの離婚を回避する方法】