私は30代の専業主婦です。前職は営業でした。夫は40代で、力仕事をしています。離婚危機に陥った理由は、一つの理由だけではありません。何個かの理由が重なっていき、離婚へと考えるようになりました。
理由は低収入と子育て。
離婚の危機になった原因をおおざっぱに分けると、夫の低収入と子供に対する気持ちに原因があります。
夫は40代だけども、一般的な40代に比べると低収入でした。しかも朝から夜まで働いているので、疲れているのは分かります。それでも文句を言わずに働きますが、休みの日は寝てたいらしく、家族で出掛けたり子供を可愛がったりとかはありませんでした。子供は2歳で、休みの日しかパパと会えません。だからパパに遊んでもらいたいけど、パパは子供がはしゃいでいるのをうるさく感じます。私は子供の将来を考えて内職したり、保育園に預けて働くなど色んな事を考えていました。内職も家事も休みはないのに、主人だけ休みたい時に子供を放っておいて休んでる。将来を考えていない。小さな事かもしれませんが、それがフツフツとたまっていき「離婚して慰謝料をもらいながら、子供と生活した方がいいかも。」と思いました。主人に嫌気がさしたのです。
きっかけがない離婚危機
なにがきっかけで離婚を考えたのかという明確な山はないけども、主人が休みの度に家にいるのが嫌でした。自分がイライラしてしまい、子供が気を使っているのが伝わってくるのです。主人とは、何回か低収入や子育てでケンカをし、その度に子供の前でケンカするのを後悔していました。そして、そんな思いをするならば、離婚したいと思っていきました。
離婚に向けて、今後の生活を考える。そして離婚後の生活は簡単じゃないと考え直す。
離婚したい気持ちがフツフツと湧き出てきた私は、少しずつ情報収集を始めました。シングルマザーがもらえる手当てや、慰謝料についてです。
シングルマザーがもらえる手当ては色々あるけども、条件や制約があるのが分かりました。また、慰謝料は支払われなくても法律違反にはならず、なんの罰則もないのが分かりました。
さらに子連れ再婚の難しさや世間の目、子供を片親で育てる大変さなどの体験談などを読み、離婚した後の生活で幸せになれるとは限らないと分かりました。特に金銭面で、子供に迷惑がかかると思いました。
そんな時、母から「離婚したら、今よりも生活が大変になるんだからね。子供はどうするの?旦那さんが嫌でも、一緒にいるのが子供のため。」と言われました。そのため、自分のためではなくて子供のために夫婦でいようと腹をくくる事にしました。
離婚後は本当に幸せになれるのか、何回も自分に問うのがポイント。
離婚をした方が幸せになったという人もいますし、離婚しなければ良かったと考える人もいます。また、再婚して幸せになるかといったらそうでもありません。離婚後のビジョンが見えなければ、離婚は危険です。子供のため、自分のため‥。誰のために離婚するのか、誰を幸せにしたいのか考えると離婚は回避しやすくなります。
私の場合は、子供のために夫婦でいようと決めました。「子は鎹」と言いますよね。子供がいなくても、離婚するとバツがつきます。そうなると再婚しにくくなったり、再婚したい相手のご両親が反対するかもしれません。アメリカのように、簡単に離婚できる社会じゃないからこそ、離婚したら誰が幸せになるのか考えた方がいいですよ。相手も自分も幸せになるビジョンが明確じゃなければ、離婚はするべきではないと思います。
「あの人、バツ1だから‥。」となにかある度に偏見の目で見られるのが現状です。バツがあるだけで不利な生活になるならば、離婚しないためにはどうすれば良いのか、パートナーととことん話し合った方がいいと思います。
【プロ心理カウンセラーの離婚を回避する方法】