・自分で自分のこと、できますか?
あなたは普段、自分の身の回りのことは自分でやるようにしていますか?
家の中のことに関しては夫婦それぞれの状況によって誰が何をどのくらいやるのか異なるので、その夫婦間できちんと納得できているのであれば問題ありません。
しかし、いざひとりで生活した時に自分の身の回りのことがきちんとできる能力がない場合、それは離婚問題においてよい効果をもたらしません。
相手が離婚を考えているとき、それはすなわち相手はあなたが隣に居ない人生を想像しているということです。
それはさらに厳しい見方をすると、相手はあなたを頼れる人だと見ていないということ。
では人はどういう人に頼りがいを感じるでしょう?
いろいろ条件はあるかとは思いますが、まず第一なのは自分のことを自分でしっかりできる人ではないでしょうか。
・夫婦として助け合いができるかどうか
夫婦というのは、生涯を共にする唯一無二のパートナーです。
その人生の中では病気や怪我をしたりと、平穏な日常ばかり続くとは限りません。
生きていく上で収入・金銭面の自立もまた間違いなく大切なことですが、日常の身の回りのことがひとりでできるかどうかというのは、夫婦としていざという時にお互いを助け合うことができるかどうかの大切な資質です。
片方が何かの理由で動けなくなった時に、きちんとした食事ができない、洗濯物がたまっていく、家の中が散らかって汚くなっていく…そういった状況が見えてくると、夫婦間の信頼に歪みが発生してしまうのです。
・努力する姿勢を見せよう
もしもそういった生活力の不安を理由に相手が離婚を考えている場合には、まずは生活力を身につける努力をしましょう。
今できるできないは問題ではありません。
相手が訴えるパートナーとしての資質の不安に対し、苦手なことに取り組む努力の姿勢を見せることが第一なのです。
このとき、分からないことは安易に相手に聞かずに自分で調べる努力をしましょう。
幸いにもいまやインターネットで何でも情報収集できる時代です。
ここで相手に「これはどうしたらいいの?」と質問を繰り返すと違う意味で相手に頼り切っている姿勢を見せてしまうことになるので、できる限り自分で調べ、どうしても分からないことを相手に質問するようにするとよいでしょう。
・すぐにできるかどうかより続くかどうか
元々身の回りのことをあまりやらず、生活力を身に付けるべく努力をしてみてもなかなか手際よく行かないかったり、離婚話が出ている現状を考えると焦りも出てくると思います。
しかし、そうして慣れないことに取り組む姿勢を見せるパートナーに対して相手が求めるのは、「習得の早さ」ではなく「継続性」です。
離婚の提案がきっかけで始めた努力の姿勢が、離婚の危機が薄れるとともにだんだんと疎かに…では、相手は「これから生涯を支え合うために頑張っていたのではなく一時しのぎのポーズだったのか」というように受け取ってしまいます。
自分で自分のことができる、というのは離婚問題に関係なく大切なことです。
相手のために、そして自分自身のために、最低限の生活力を身に付け、信頼して助け合えるパートナーを目指しましょう。
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