この記事の目次
1、私の性別と年代について
私は40代前半の女性です。夫と離婚を考え始めたのは、37歳位の頃でした。当時子供がおらず、フルタイムで仕事をしていた私は、夫より早い時間に家を出るにも関わらず、毎日の様に夫より遅く帰宅していました。また、お休みも夫が週末で私は平日と全く違う為、一緒に過ごす時間は極端に少なくなっていたのかもしれません。正直、収入が私の方が多い事もあり、夫に対して尊敬する気持ちも無くなっていったのです。そんな生活を繰り返しているうちに、夫とは夫婦生活も無くなってしまい、いつの間にか子供を持つタイミングも失ってしまった様に思います。
2、家庭環境や職種、給料について
製薬会社で働くサラリーマンの父親と、専業主婦の母親から生まれた夫は、割と裕福な家庭環境で育ち、金銭的にも苦労をした事が無いそうです。そんな夫とは対照的に、私は父を早くに亡くしていましたので、裕福な家庭ではありませんでした。母親は金銭的に苦労しながらも、女手一つで私を育ててくれて、そんな家庭環境もあり私は母親を楽にしてあげたいとの気持ちで、看護師の道に進んだのです。大学を卒業して通信関係の会社に就職した夫の給料は、日勤や夜勤をハードにこなしている看護師の私よりも低かったので、生活を大きく支えているのは私の方だと言う思いは、生活を共にするうちに強くなってしまった様に思います。
3、相手の性格と離婚を考えるほど嫌だった点
私が夫と離婚を考えるほど嫌だったのは、「家事は女の仕事」と言って、全く手伝ってくれなかった点になります。夜勤明けに家に帰った時には夫はすでに出勤していますが、前日の洗い物から洗濯物まで、何一つ進んでいない状況なのです。夜勤明けにはお風呂に入ってとりあえず眠りたいと思っていても、お風呂も毎日お湯が抜かれており、お風呂を洗う所から始めなければならないのです。本当に当て付けかと思うほど、家事をやってくれないのです。夫よりも長時間働いているのに、なぜ家事まで全て私任せなのか意味がわかりませんでした。結婚する前は私の仕事にも理解を示してくれて、とても優しい夫だっただけに、結婚するとこんなにも変わってしまうのかと愕然とする毎日でした。
4、なぜ離婚の危機に陥ったのか
離婚の危機に陥った原因は、夫と完全に同居人の様な関係になってしまったからだと思います。夫には何も期待できないと決めつけて、何でも自分でやろうと思っていましたし、風邪をひいたときも甘える事は殆どありませんでした。夫も私と一緒にいる時間が殆ど無いので、友人と過ごす時間が増えていき、時には朝帰りの形跡が残っている事もありました。しかし、それをいちいち追求する元気も無かったので、夫が私のいない時に何をしていようが仕方無いと諦めてたかもしれません。また、お互い子供を欲しいと言う気持ちがあっても、私が妊活の為に仕事をセーブできなかった事も、離婚の危機に拍車をかけていた様に思います。
5、どの様な方法で離婚を回避することが出来たのか
離婚を考え出したのは私のが先だったのですが、夫に「妻としての役割をちゃんとこなす自信が無い」と切り出した時には、夫も「一緒にいる意味が無いと思うならしたい様にしていいよ」と、既に覚悟を決めていたのです。しかし「一緒にいる意味が無いと思うなら…」と言う夫の言葉を聞いて、昔は夫の存在があるからこそ仕事も頑張れていたのに…と少し悲しくなってしまいました。そこで、夫にも「あなたは私と一緒にいる意味が無いと思う?」と聞いてみると、ずっとこらえていた自分の本当の気持ちを、全てさらけ出してくれたのです。夫が言うには、本当は仕事をセーブしてもっと自分の事を支えて欲しかったと言うものでした。色々話を聞いていくと、私が仕事に専念するほど、自分はいらない存在なんじゃないか?と自信を喪失して行ったそうなんです。私の頑張りが、夫のやる気を削いでしまった事が分かりショックでしたが、ここで少し仕事をセーブして、やっと夫に甘えてみようと思う事ができたのです。
6、離婚を回避したい人へ私からのアドバイス
現在離婚の危機に面している方でしたら、意地を出さずに自分の気持ちをパートナーにさらけ出して、本当の気持ちを話してもらう事が重要になってくるでしょう。どうしても意地があり素直になれないと言う場合や、喧嘩腰になってしまう方でしたら、友人に間に入って貰うのもオススメです。離婚を回避するには、時には大きな喧嘩をする事も必要な場合があります。私の場合には、相手に自分の気持ちをぶつけて喧嘩になってしまうのが怖くて、気持ちを殺してしまった事で関係が悪化してしまったので、喧嘩になってしまったとしてもプラスに向かう喧嘩でしたらした方が良いと思いました。本気でぶつかり合う事でお互いの気持ちを確かめ合う事ができますし、絆が深まる事もあると思います。折角縁があって一緒になったのですから、もう一度パートナーときちんと向き合って、関係を修復していきましょう。