・離婚なんてしたくない人のために
離婚にはいろんなパターンがあります。
まず、お互い納得して離婚。
離婚調停、最後に離婚裁判となります。
裁判ともなると強制的に別れることになる場合があります。
ただし、日本の法律では強制的に離婚となるのは限られています。
なので、内容によっては訴訟を起こされても慌てることはありません。
大体、夫婦の一方が婚姻関係を続けたくないと思っただけでは離婚にはなりません。
・離婚裁判に持ち込むと脅されたら
離婚を申し込まれてもとにかく冷静に対応することです。
裁判を起こすと脅されてもこちらが受けなくては裁判はできません。
というのも、離婚には手順というものがあるからです。
離婚したくないという意思を相手に伝えた場合、何度でも離婚交渉に求めてきます。
応じないと相手は家を出ていく場合が多いです。
つまり、別居状態です。
確かに別居となっても離婚を拒絶することはできます。
だけど、ある日突然、離婚調停の申し込みが届く場合があります。
要するに別居は離婚調停を進めるための準備なのかもしれません。
・一番なのは役所に離婚届不受理申出を提出しておくこと
これさえ出しておけば相手が勝手に離婚届を出すことはできません。
実際、届けは一人で出しても受理されます。
つまり自分のの意志に反して偽造された離婚届が受理されたくないならあらかじめ、手を打っておくことです。
ただし、偽造した書類を提出することは犯罪です。
流石に犯罪をしてまでも離婚したいとは相手も思わないでしょう。
・離婚したくないけど、離婚が成立する場合を把握しておくこと
離婚をしたくなくても離婚が成立する場合を把握するには理由があります。
何故なら、その場合に自分の行動が当てはまらないようにするためです。
離婚裁判は離婚したい相手の最終手段です。
裁判の結果は絶対です。
結果によっては離婚したくないのに離婚しなくてはいけないからです。
もし、裁判となっても自分の非がなければ離婚しなくてもすみます。
まず、相手の不貞行為です。
要するに浮気や不倫行為をしていなければいいわけです。
配偶者の悪意の遺棄も離婚につながります。
実際、配偶者としての義務を果たしているのなら何の問題もありません。
配偶者の生死が3年明らかでないことです。
だけど、自分も配偶者も生きているので関係ありません。
他にもいろいろあります。
だけど、自分自身で気をつけていれば裁判に持ち込まれても離婚とはなりません。
要するに裁判は相手に勝てばいいということです。
裁判だからといっても常に冷静な態度を持ちましょう。
・最後に言いたいこととは
離婚で裁判にもつれ込む案件はお互い、話し合った結果どうにもならないからです。
判断は第三者である裁判官にゆだねられます。
それに裁判で離婚したい側が必ず、勝訴するわけではありません。
勝訴させないためにはこちらに非がないことを証明するだけです。
ただし、離婚裁判で勝訴してもその後、どうするかは夫婦間の問題です。